さて次に向かったのはMA2ギャラリー。ここで後半から参加のマダム達が加わりギャラリー空間は更に華やかな雰囲気に包まれます。こちらでは大御所岡崎和郎氏と我が最愛アーティスト大西伸明氏の2人展の第2弾が開催中。実はクリスティアーネ・レーア展と同じくこの展覧会も多くの方にお勧めしたい気持ちがあって今回の東京ギャラリー巡りを実行するに至ったのです。
一回目の2人展では大西氏がこだわる”2”という数字に岡崎氏が応えるような企画でしたが、今度は逆に岡崎氏の身体をモチーフとした作品へ大西氏がアンサリングとして作品を制作しているという大変興味深い展覧会です。写真ではわかり難いのですが上の岡崎氏の作品の中には腕などの体の1部を感じることのできます。
そしてこちらは大西作品。
これはなんでしょう。。。近づいてみましょう。。。
水をすくい上げた時の手の平をそのまま型どりした作品。私の手も入れて撮影と思ったけれど、ものの見事に失敗。。。
2Fの展示空間では両者の作品が絶妙に混ざり合い、大西作品ウオッチャーの私でさえどちらの作品か見分けることができず悔しい思いをしました。
さてどっちがどっちでしょう?(笑)
一通り展覧会を鑑賞した後取り扱い作家の作品を紹介して頂きました。
次の日からNY行きを控えているというのに体調不良だった松原ネエサン。そんなことを微塵も見せずにいつものように明るく楽しく作家や作品にまつわるいろんな話をしてくれました。この日はマナのトークに続き松原ネエサンと奥村のトークショーといった感じ。そしてスタッフめい子ちゃんもいつものようにナイスサポート!ご参加の皆さまのとても楽しそうになさってて私も幸せな気分に。。。
自分で言うのもなんですが、マナのセミナー~ギャラリー巡りの2日間通しの(歌舞伎か、、、)内容はか~~なり濃厚で充実したものだったように思います。セミナーでは皆さんが熱心に耳を傾けてくださる様子に触れ「ずっと関西で取り組んできた”住空間にもっとアートを!”の様々な試みは間違っていなかったんだ、やっと皆に受け入れてもらう時が”来た!”」ってビビッと電気が走ったみたいに感じたし、、、
そしてギャラリーでは上質な作品を目にした時にマダム達が目をキラキラさせながら語ってくださる感想をいろいろお聞きし「何を選ぶか?」「どうやって生活に取り入れるか?」「誰に勧めてもらうのか?」それらはとても大切でそれをアドバイスする私の役割といったものの重要性というか責任というか、、、そんなものを改めて認識することができました。
昨日読んだ松浦弥太郎氏のエッセイの中に”コレクションではなくセレクション”というくだりがありました。まさにそうなのです!収集するだけでなくセレクトしたものをセンス良く生活に取り入れること。私は生活をセンス良く演出するための現代アートのセレクションをこれからもお手伝いしていきたいと深く深く思ったのでした。。。