「アートとインテリアを絡めた連載をしたい!」それはアートコーディネートの仕事を始めた時からの”妄想リスト”の一番目の事項だったような気がします。そんな妄想が現実となり15ヶ月の長期に渡ったHERS「もてなしのアート」連載。その最終回の撮影が昨日自宅にて無事終了しました。毎回それは楽しい撮影だったので本当に寂しいのだけれど、今は大役を果たせた充足感でいっぱいです。昨日は美しいライターSさんのイメージでお花を生けてお出迎え。
最近取り組んでいた大かたづけ中に引き出しから何年も前のこんな切り抜きが出てきました。仕事柄インテリアの特集などはぱらぱらと目を通すようにしていましたが、このページは当時珍しく住空間におけるアートを取り上げていたもの。読みながら「私はまさにその仕事をしているの~!あ~私にも取材が来ないかしら?」などと図々しいことを妄想しておりました。
そして改めて切り抜きをじっくり見るとなんと担当ライターはSさんだったのです!もう全身鳥肌~!この記事を見つけて何年かしてから本当にSさんが私の家に取材に来てくれて、しかも連載を手掛けてくれたなんて!!!
実はその前にも大きな特集を組んでくださった雑誌の担当者の方から「次は連載をしませんか?」とお話を頂いたことがあります。残念ながら雑誌自体が休刊となり実現には至りませんでした。その時とてもがっかりしたし、もうそんなチャンスは私には巡ってこないと思っていました。でも考えてみれば、あの段階でそれが実現していたら経験不足で連載どころか一回で終了してしまい、多くの方にとてもご迷惑をおかけしていたことでしょう。アートの神様は私にちゃんと準備期間を用意していてくれたのかもしれません(笑)。
地方に住み、なんらコネクションも無く、知名度も無い、そんな私が全国誌で2ページしかも1年以上連載を担当するなんて奇跡的なこと。多くの出会いや縁の積み重ねがこの連載に繋がったことを思い返すと感謝の気持ちでいっぱいになります。
次なる妄想は「アートと暮らす日々」出版(笑)!カメラマンM氏の撮ってくださった毎月の写真があまりに美しくてこれが一冊になったらどんなに素晴らしかろうと、、、(自費出版の道しかないか、、、泣笑)
まっ、これからもそんな妄想をパワーの源に「日本の住空間にもっと現代アートを!」を合言葉として頑張ってまいります。。。