銀座を後にして打ち合わせのため
MA2ギャラリーへ。そしてこちらではとても楽しみにしていた松原健氏「冬の夢」展の会期中。(会期終了)氏はこちらのオーナー松原お姉さまのご主人様。何度も言うようですが、もう完璧にシュテキ!!なご夫妻なのです。
松原氏の作品は実際に夢で観たことのあるイメージやご自身の思い出を元にしたイメージが画面に写しだされています。今回の映像インスタレーションも夢と現実、過去と現在の間を行ったり来たりする不思議な感覚にとらわれてしまいます。映像作品のためそれぞれの写真が見え難くてごめんなさい。。。
入るとすぐに仏像の手の中におさめられた映像が。外の世界からいきなりの展開に期待感が高まる!
近づくと、、、
さらに近づくと、、、
そして水晶の玉のような中には繰り返し映像が現れて、、、
小さな箱やフレームに閉じ込められたような作品たち。大きな映像作品と違い、氏の作品は覗き込むという行為を必要とするため、集中して作品に向かいあうことができるような気がします。そこから自分の思い出までが喚起されるとでもいうのでしょうか?こちらはサーカスで虎がくぐっていく炎の輪がメラメラ。
氏が昔ホテルのロビーでワンピースを着た少女がクルクル回っていた記憶からできたという作品。クロスをかけたテーブルがスピードを変えてクルクル。(ちなみにこの作品の前で松原お姉さまも回ってくれました。。。なんで???)
一枚の手紙がひらひら。それらは段々多くなってきて、、、そんな光景の作品。作品がおさめられている箱も素敵。
これはおそらく多くの人の記憶にある光景では?波打ち際に足をおいて波がザザ~ッとやってきて、ザザ~ッと引いていく感じ。その映像が繰り返し流れています。
水の中の絵の具が雲のように湧きあがっていたり、はたまたテーブルの上のコップの中に何かがあったり、、、不思議な感覚を味わっていると時間の経つのを忘れてしまいそう。
そして松原夫妻は今日から新作とともにNYのアートフェアに旅立たれました。大成功をお祈りしています!