もうしばらくNYのお話にお付き合いくださいませ。。。さてNYからアップしたりボルタショー初日の様子を先に紹介したりで話が前後していてごめんなさい。アーモリーショーオープニングの次の日がボルタショーのオープニング。よって3日目の私の行動は・・・ボルタショー会場~ミートパッキングエリア散策~再びボルタショー会場でありました。。。
アーモリーショーとボルタショーの会場は随時シャトルバスが運行されていて2つを効率良く見て回ることができます。そしてボルタショーでは早い時間がVIPのための時間になっており、オープンするやいなやドワ~~ッとアート関係者、世界中のコレクター、NYのアッパーマダムといったお客様が押し寄せてきます。なんとなくその場にいた私の「接客魂」にも火がついてしまい・・・そのためNYから更新したように「猫の手」となった訳ですね。。。
大西伸明氏の作品はもう本当に大好評!目の肥えた彼らの口から次々と絶賛の言葉が出てきます!そして私も大好きなこの枝の作品はアート関係者やニューヨーカーのハートをがっちりつかんだ様子。
手前に見えている釘の作品は1~10のエディション完売!鉛筆でレースを描いたそれは繊細な平面作品にもみんな釘付け~~!(別に釘にかけた訳じゃありませんよ!)
上からぶら下がっているこの電球の作品はトロントのキュレーターが購入されたそう。。。
そしてアッパーマダム達のハートを虜にしたのが私も相方柏井もだ~~~~~~い好きなこちらのシリーズ!レースのように見えますがこれはなんとシルクスクリーンからできた立体作品なんです!この中の一つ「pantsu」(そのまま・・・)に皆うっとり~~♡♡♡「なんて美しい・・・」と足をとめた人々が自然に呟くのを何度も目にしました。
「pantsu」はすぐに売れてしまいました。「そうか、これを大好きな私の感覚はNYのアッパーマダムと同じだったのね!」と1人勝手に納得。(←いつもながらおめでたい・・・)ちなみにこのシリーズにはブラジャーもあります。なぜか私はパンツ係?となり幾度となくその説明をして作品集を見せたりする。。
そしてそれは美しくお洒落な女性が、このシリーズの中で作品集からもっと大きな作品を選びさらっとオーダーしていきました。(ワンピースまであるんですよ~!それもうっとりな作品なんですけど。)
冷静に考えると「なんでワタシはここにいるんだ?」なんですけど、すごく貴重な体験でした。インテリアコーディネーターとしてバブルの終わりかけから長年キャリアを積んできてかなりいいものを見てきました。自分では購入できないような一流の家具にファブリックやシステムキッチンなどなど。。。そして「芸の肥やし」的発想で素敵なホテルに泊まって、洋服にもそれなりにお金を遣い、アホラシイ散財をしてきましたが、今になってそれは全て自分の財産になっている気がします。その延長でアートを選んでおり自分で言うのもなんですがそれなりの審美眼はあるつもりです。
けれどきちんとアートを勉強した訳ではないのでいつもなにかしら「ひけ目」があるのです。私のようなものがブログでアートを紹介していいんだろうか???と。でも今回NYという場所でアートを観る彼らの反応を見たことによって、私の日頃のアート鑑賞の仕方でも全く問題ないのだと確信しました。
「美しい!!」とか「すばらしい!」とか「なんてsmartな作品なんだ!」とか自分がいいと思った作品を前にしたときに一番最初に心からストレートに言える彼らの反応こそ本当のアートの観方と思っていいんじゃないかな~~と。もちろんその後に彼らはもっと深いところで作品を理解しようとするのでしょうが・・(そこは私と大きく違うところ)
大西氏はそんなお客さま方に「Congratulations!!!」と握手攻めにあってました!!私同様大西作品ファンの相方柏井もここにいたら2人でスキップしてたよな~~なんて。。。「柏井~~!」と心の中で叫んでいたワタシでした。。。