昨日はお花のレッスンのため京都へ。そしてお教室前にアート巡り。私にはいささか(かなり)不釣り合いなエレガンスの極みとも言える素敵なお花のお教室、そして現代アートにも触れる一日。真逆に位置するかのような世界をどちらも味わうことができる一日はは本当に贅沢です。日々を丁寧に美しく暮らしましょう!とライフスタイル提案していくにはアートだけでなく様々な世界に触れることが重要だと考えています。オクムラ、日々頑張ってます・・・
まずは小山登美夫ギャラリーで会期中Vibeke Tandberg「A Real Feeling」展。
久々に「ク~~~!カッコいい!!」と唸ってしまいました。画廊スタッフの方にも「滅茶苦茶いいですよね~~!」を連発してしまい「なんなのこの人?」って思われたかも・・・
さてこの曼荼羅のような作品、よ~~く観てみると「んん??これって~~~!?」(反射して見え難くごめんなさい)
なんと小さなエイミー・ワインハウスの写真がモチーフとして使われているのです。おやっと思い他の作品を観てみると全てに彼女の写真が使われています。スキャンダルにまみれパパラッチに追いかけ回され続けていたイギリスのソウル/R&B歌手エイミー・ワインハウス。こちらはそのパパラッチによる写真にアクリルや水彩で加筆したシリーズです。エイミーの顔がわかりますか?
セレブと言われながら世の中に消費されていく人々。そんな人物の顔に絵の具を重ね写真を別次元のものにしてしまうことにより彼らのもろさ、そして威厳の回復などを表現しているのだそうです。かなり興味深い作品です。
そして一見エイミーとは関係ない作品と思いきや・・・
装飾モチーフとなった小さなエイミーがいっぱい!うわ~~と思わず声を上げてしまいました!
よくここで私が個人的にアートに求めることについて話していますが、一方でこのように社会への風刺ともいえるメッセージ色の強い作品にももちろん興味があります。そしてその作風が今回のようにお洒落で洗練された都会的なものである場合は直球ストレート!!って感じで心に飛び込んできます。久しぶりにエイミーのCD聞こうかな~~なんて思ってしまいました。