地下のギャラリーに入るとそこに広がる様々な光景、、、全てが日常の何気ない風景を捉えた写真作品たちです。
これらの作家ベアーテ・ミュラー氏はドイツでグラフィックデザイナーとして活躍の傍ら、デジタルカメラで作品を撮り続けているそうです。
どれも彼女の周りで日常的に存在する光景なのでしょうが、だからこそそれらをこの目線で捉えているその感性のすごさを感じます。撮影後に特殊な加工もほどこさず、特別なものを撮影するでもない、”普通に普通を撮る”それ故更に真価が問われる気がするのです。
展覧会タイトルの「リフレクション」にあるように反射を重ねたその作品の中にはいくつもの光景が、、、どこに視線のピントをあわせるかによってその表情が変わるのがとても面白い。
庭や公園の何気ない風景を撮影した小さな作品も静かな趣がありこれまた素敵。木々に、落ち葉に、通りの水たまりに、すべてに注がれている作家の優しい眼差しを感じるとでもいいましょうか。。。
こちらの会期は今週7日迄!お見逃しなく!!