残暑厳しい東京では他にもいろいろ回ってきました。ギャラリー小柳のビル・ヴィオラ展もはずせな~い!と観にいったらなんと営業時間が変わっていて次の日にリベンジ鑑賞。。。
さて楽しみにしていた
ワコウ・ワークス・オブ・アートのフィオナ・タン展しっかり堪能!第53回ヴェネチア・ビエンナーレで話題となったという「Rise and Fall」これは本当に興味深くてグググイ~とのめり込んでいく勢いで真剣に鑑賞してしまいました。(いつも真剣だけど、、、)
時折滝や湖の映像が流れる中、2人の女性の日常の動きを軸に繰り広げられる映像と音響のみのインスタレーション。全く別の人物にも見えるし、もしかして同じ人物の過去と未来?そんな風にも思えます。時折微妙なズレが生じて不思議な感覚を覚えたり、滝の流れる映像と音響に物語の全てがかき消されていくような感じがしたり、、、なかなか説明は難しいのだけれど一言、、、必見!(それで済ませるの~~!?)
他にもタン自身の朗読によるオーディオ作品やスゥエーデンの島で撮影されたちょっとユーモラスな映像作品もあったりと、関東にお住まいの方は是非に!
最後は「イケムラレイコうつりゆくもの」
東京国立近代美術館で〆ました。この展覧会では素晴らしい色彩と詩情溢れる”空ろ”な世界を漂うことができます。でも私はなぜか壁面に書かれている詩にやられてしまいましたの。。。泣きそうになってぐっとこらえたのに出口近くにあったもう一つの詩にうるうる、、、私は若い時から映画は1人で観ると決めていて、それにはいくつか理由があるのだけれど、この涙線の弱さもその一つ。だってやでしょ?ぜったい「オクムラの目にも涙」とか言われそうだしさ、、、
この展覧会は三重県立美術館も巡回予定です。関西の皆さま、ぜひ足を運んでみてくださいね!