デパ地下でまだ動いているワタリガニを見つけ売り場でぶつ切りにしてもらい(許せ!カニよ!)購入。空心菜と炒めたのがこちら。
こちらは母が当時親しくしていたツレちゃん(鳳蘭さん)のお父様から教わった直伝レシピなのです。一度自分でも作ってみたいな~と思いつつ、如何せん新鮮なワタリガニが手に入らなければ作ることができないメニュー。作る段になり母に電話してレシピ確認。本当はホウレンソウと炒めるのですが、この日は空心菜で代用。やっぱほうれんそうの方がたれが絡んで良かったかな、、、なにしろ片栗でとろみをつけたカニの出汁が絶品でお皿を舐めたいくらいな一品に仕上がるのです。子供の頃初めて食べた時に感動しちゃいましたもの。
作りながら少女時代の(←私にもあったのさ!)食にまつわるあれこれ浮かんできました。神戸の中心地近くで育ったこともありいろんなものを食べてたな~って。日曜ごとにフロインドリーブの焼き立てパンを父の車で買いにいったこととか、トアロードデリカテッセンのパテがめちゃ好きだったこととか、テーブルマナーを教えられたエスカルゴの薄暗い店内とか、トアロードから小さな路地に入った所にあった友光食堂の牛バラ汁そばとか、、、私は高級レストランや話題になっているお店にはあまり興味が無くて、お取り寄せの類もほとんどしませんが、基本的に食べることは大好きで人間にとってとても大切なことだと思っています。両親がいろいろ美味しいものを食べさせてくれて育ったのが影響しているのかしらん?(もちろん贅沢はさせてもらってないけれど、、、)だとしたら子供の頃の味覚の形成ってものすご~く大切なことですよね。。。
とカニを炒めながら昔々のあれこれを思い出してしまったのでした。