最終三条へ。夏の京都の街中の暑さったら。。。歩きながら「今キンキンに冷えた生ビールと宇治金時のかき氷、選べるならどっちを選ぶ?」と半ば自虐的な問いかけを心の中で繰り返しつつ鈴木崇氏の「BAU」展へ。ん~~でも場所がどこかわかんな~~い!!途方にくれていると自転車に乗った若者が「もしかして展覧会に?」と話しかけてくれました。今回の展覧会はSUPER WINDOW PROJECTが普段建築系の展示を行っているギャラリーRADと共同で企画したものらしく、自転車の男性はRADのスタッフの方でありました。小さな間口の細くて急な階段を3Fまで上がると・・・決して広いとは言えない展示スペースの壁に小さな作品が無数並んでいます。
さてこの作品の被写体は何でしょう???少し寄ってみましょう。。。
フフフ、わかりませんね?ではもう少し・・・
なんとこれらはすべてスポンジを使って特定の物を作り上げた、いわば小さな構造物を捉えた写真なのです!
発想のユニークさにも驚きますが、「世の中にこんなに種々様々なスポンジが存在しているのか?」と妙なところで感心してしまいます。
このグレーとブラックのスポンジの組み合わせなんて何も知らなければ屋外の石の彫刻の写真かな、なんて思ってしまいそう。
日常に普通に存在しているスポンジが完璧に組み合わさり、整然と並んだ時に生まれる緊張感溢れる連続性。。。でも私はキッチン~ダイニングの壁にずらっと並べてみたらカッコいいよな~!と1人想像してしまいました。